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1シーズン全打順先発出場(2) 堀 幸一 2003

船田和英選手から31年後、1シーズン全打順先発出場は千葉ロッテマリーンズ・堀幸一選手によって記録された。

堀幸一選手は2008年4月12日対日本ハム戦、実働20年目で初めてファーストを守り、これでバッテリー以外の
全ポジションを守ったことになるが、打順に関しても定着することもなく年度ごとに任される打順が変わっていった。

100試合以上スタメン出場したシーズンは11あるにも関わらず、1つの打順で100試合以上というシーズンは一度もない。
20本塁打を放った1991年(4年目)には4番を36試合経験したこともあるが、その後は1〜3番を打つことが多く、
通算スタメン出場試合数でも1番、2番、3番の順で多くなっている.。

2003年3月28日の開幕戦を「6番・セカンド」でスタメン出場した堀選手は特に打順を固定されることもなく
15試合目で早くも「1・2・5・6・7」番と5つの打順を経験した。

その後ポジションもセカンドを基本にレフト、サード、センターをこなしながら5月19日に8番、6月4日に9番に起用されると、
シーズンのほぼ半分、71試合目の7月5日には「3番・センター」でスタメン出場し、あとは4番を残すのみとなった。

この年チームを指揮していた山本功児監督は、4番打者をデリック・メイ(27試合)→福浦和也(2試合)→ホセ・フェルナンデス
(76試合)に任せていたが、8月27日対近鉄戦フェルナンデスを5番に下げ堀選手を「4番・指名打者」で起用した。

これで1シーズン全打順先発出場を達成した堀選手だったが、その後閉幕まで4番の座を譲らず結局2003年においては
自身の打順で最も多い35試合を務めた。

※なお、出場状況はデータ上から読み取ったもので、故障や成績不振などの情報は手元に持ち合わせていません。
ご了承下さい。

3月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
28 (二)
29 (二)
30 (二)
31 (二)
4月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
1 (二)
5 (二)
6 (二)
7 (二)
9 (二)
12 (二)
13 (二)
14 (二)
15 (三)
16 (二)
18 (二)
19 (二)
20 (二)
22 (二)
23 (二)
25 (二)
26 (二)
27 (二)
28 (二)
29 (二)
30 (二)
5月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
2 (二)
3 (二)
4 (二)
5 (二)
6
9
10
11
12
13
14
16 (二)
17 (二)
18 (二)
19 (二)
20 (二)
21 (二)
23 (二)
24 (左)
25 (二)
26 (二)
27 (二)
28 (二)
31 (二)
6月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
3 (二)
4 (二)
6 (二)
7 (二)
8 (二)
9 (二)
10 (二)
13 (二)
14 (二)
15 (二)
16 (二)
17 (二)
21 (二)
22 (三)
23 (三)
24 (三)
25 (三)
28 (中)
29 (中)
7月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
1 (中)
2 (中)
5 (中)二中
6 (二)
7 (二)
8 (二)
9 (二)
11 (三)二
12 (二)
18 (二)
19 (二)
20 (二)
21 (二)
22 (二)
23 (二)
25 打中
26 (二)
27 (二)
28 (二)
29 (二)
30 (二)
8月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
1 (二)
2 (二)
3 (二)
4 (二)
6
8 (二)
10 (二)
12 (二)
13
17 (二)
19 (二)
22 (二)
23 (二)
24 (指)
25 (指)
26 (指)
27 (指)
29 (指)
30 (指)
31 (指)
9月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
1 (指)
2 (指)
3 (指)
5 (指)
6 (指)
7 (指)
8 (指)
9 (指)
10 (指)
12 (指)
13 (指)
14 (指)
15 (指)
16 (指)
17 (指)
19 (指)
23 (指)
24 (指)
27 (指)
28 (指)
29 (指)
30 (指)
10月 対戦 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 途中
1 (指)
3 (指)
4 (指)
5 (指)
7 (指)
8 (指)
10 (二)
11 (二)
12 (二)
打順 期間別スタメン起用試合数 合計
1-24 25-47 48-70 71-94 95-117 118-140
1 1 8 2 1 12
2 2 1 3
3 11 11
4 12 23 35
5 5 3 5 6 19
6 6 5 7 4 2 24
7 10 9 2 21
8 1 1 2
9 2 2
24 15 23 22 22 23 129

この年130(スタメン129)試合に出場した堀選手は規定打席に達し、打率.298(2003年パ20位) 22本塁打(自己最多)
78打点(自己最多)を記録している。

ところで、この記録について「ベースボール・レコードブック2004」には珍しい記録として記述はあるものの
何人目という記述はない。以前目にした「季刊ベースボール・マガジン」の打順特集号では、打順のデータが
1956年以降しか掲載していなかったように覚えているが、1リーグ時代〜1955年については確定していないのだろうか。

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